なぜむちうち症が起こるのか?追突事故を例に
むちうち症(外傷性頸部症候群)は、主に交通事故の追突などによる強い衝撃が原因で起こります。
事故の瞬間、体はシートに押されて前方へ動きますが、頭は重いためすぐに動かず、首だけが急激に前後へ大きくしなる動きが生じます。この動きがムチのように見えることから「むちうち」と呼ばれています。
追突事故を例に、どうして起こるのかを分かりやすくしてみました。
後ろから強い衝撃が加わる
STEP
1
体(胴体)はシートに押されて前に動く
STEP
2
頭は重いので、すぐには動かず、首が後ろにしなる
首が急激に反り返ります(過伸展)
STEP
3
次の瞬間、今度は前にガクンと倒れる
過屈曲です。
STEP
4
頭は「重い」
人間の頭の重さは、体重の10分の1あると言われており、体重50キロなら5キロ、と言われています。体のバランス的にも、頭は重く、強い衝撃を受けると、首はむちのようにしなるのです。
首の可動域は前後で60度くらい
また、首の可動域は、前後でそれぞれ60度くらいと言われています。左右でもそれぞれ50度ほど。これは、加齢によっても異なります。
事故では、この可動域を超えたときに神経や筋肉、靭帯に損傷として起こります。
事故直後は痛みを感じにくい
また、事故直後は、アドレナリンの作用で、緊張や興奮状態により痛みを感じにくくなっています。
数時間〜数日後に症状が現れるケースも少なくありません。そのため「大したことがない」と放置すると、慢性化するリスクがあります。
できるだけ早く受診する、これは鉄則です。
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