交通事故・直後の対応は?5つのポイント

交通事故すぐは、動転していて、冷静にはなれなかったはずです。ですが、思い返してみてください。交通事故すぐにしておくべきこと、5つをまとめました。

適切な対応をしていないと、示談交渉で不利益になることもあります。対応が正しかったか、ここで確認してみてください。

1 相手の状態・相手車両を確認

ドライブレコーダーがあれば、OKですが、できれば写真を撮っておくのがいいでしょう。

撮り忘れた場合は、忘れないうちにメモをしておくといいです。人は、時間が経つと忘れてしまいます。記憶にあるうちに、メモをしておくのがおすすめです。

2 相手の連絡先を聞く

相手の情報を聞くことです。以下の情報は、しっかり押さえておきましょう。免許証や名刺の写メでも、十分です。

  • 氏名
  • 連絡先住所・電話番号
  • 保険会社
  • 車の所有者
    運転者と、車の所有者が違うこともあります。車の所有者も聞きとっておくといいでしょう。

3 警察に連絡する

自損事故でなく、相手がいる交通事故の場合は、「どんな事故でも、必ず警察に連絡」です。交通事故の届出義務は、加害者にあるのですが、加害者でなくても、被害者が連絡してもいいのです。必ず連絡することが大事です。

もし連絡しなかったら、交通事故証明書が発行できないことがあります。交通事故証明書は、損害賠償請求に必ず必要な書類です。

警察が来たら、供述調書を取りますが、この供述調書は過失割合を決める大切な調書になります。供述調書をとるためにも、警察に連絡をすることはとても大事です。

4 加入している保険会社に連絡

加入している保険会社にも必ず連絡しましょう。示談交渉は、保険会社が行います。加害者側であれば、過失が必ずありますので、60日以内に保険会社に連絡する義務があります。

保険会社との関係は、過失の有無で異なります。

加害者・被害者ともに過失がある

双方の保険会社が示談の交渉をします。

被害者に100%、過失がない

被害者の保険会社は、示談の交渉はしません(必要ないので)。
ただし、保険契約によっては保険金が下りることがあります。

5 病院を受診する

どんなささいな事故でも、数日後に、痛みを伴うようになることがあります。早めの治療が、後遺症を防ぎ、早期の回復にもつながります。病院は最低13日以内には、受診しておきましょう。

病院の受診は、「人身事故」として届けるためにも、必要です。病院の診断書は必ず必要になるので、受診しましょう。