軽い追突事故でむちうちになった、A子さんとB子さんの治療の分かれ道

よくある軽い追突事故の、治療ケースを紹介します。

追突事故にあう

A子さん

身体は問題ないけど、念のため受診。

事故当日、整形外科で治療

診察を受け、痛み止めや湿布を処方される。
診断名は、「頸椎捻挫(むち打ち)」。

2週間、通院。打ち切りに

痛みは残るものの、外傷はないので、通院を打ち切る。
自賠責からの補償は少額で終了

数週間後、首が動きにくくなり、悪化

A子さん

もっと早く治療をしておけば、よかったのでは・・・?

追突事故にあう

B子さん

身体は問題ないけど、念のため受診。

整形外科で治療。同時に、接骨院との併用 を開始

整形外科で「接骨院との併用の治療を希望」。医師の診断を受け、診断書を取得。

接骨院で、手技の診療を受ける(週に約3回)

国家資格を持つ柔道整復師のいる、接骨院(整骨院)で、手技治療やカイロプラクティックの診療を受ける。(※事故日を含めて13日以内に受診)

接骨院での治療も、自賠責保険が適用される

自賠責保険が適用されるよう、医師の診断書、接骨院の施術明細、通院日報など、書類もしっかり完備。

後遺症もなく治療を終える

被害者請求も適正に補償を受けることができた。

B子さん

早期の正しい判断で、後遺症なく治療を終えられました!

正しい知識と、自分が主体的に判断すること

この2ケースの違いは、「正しい知識をもっているか」、「自ら治療を選択しているか」ということです。病院の判断だけにゆだねず、正しい知識で、自分で判断する・・・ここが大事なポイントです。

もちろん、最初に受診した、整形外科に尋ねてみるのもいいでしょう。ですが、整形外科医院も、たくさんの患者さんを治療している場合も多く、そこまで手厚く説明ができないもの現状かと思います。

「接骨院で交通事故治療」を知らない人は多い

また、このA子さんのように、そもそも「接骨院で、交通事故の治療ができること」を知らない人は多いです。

なぜなら、交通事故に頻繁にあうことはありませんし、治療のメニューもあまり知られてはいません。整形外科へ受診はイメージできますが、さらにその先の整骨院・接骨院へどう通えばいいか、イメージできない人も多いのではないでしょうか。

痛みは「自分が基準」になる

特に、交通事故による「むちうち」の傷みは、自分の判断が基準になります。

事故直後で「今、痛くないから、治療はしなくていいや」という人は多いかと思います。ですが、むちうち症状は、数日後に出るケースが多く、痛みの感じ方も人それぞれ、なのです。

自分はどう治したいか、をしっかりもって

交通事故の治療は、「自分がどう治したいか」、「どんな痛みがあるか」、自分の身体の判断を他人に任せず、自分で判断することが大切です。自賠責が適用されるのにも、期間があります。

後悔しない治療のためにも、事故後の対応判断は、しっかりしておきたいものです。